プログラマーという仕事

プログラマーの中には文化系の大学を出た人達がたくさんいます。ソフト会社の多くは派遣会社みたいなもので、ソフトとは関係のなかった人達も自社内で、ソフトの教育をして、客先に送り込みます。汎用性のあるものを担当している人もいるし、特殊なソフトをずっとやらされている人達もいます。特殊なソフトの場合にはがんばって使い方を覚えてもそれを使っていた製品の生産が中止になると、自分にできることはもう何も無い、いうことが起きたりもします。後のことを考えると、汎用性のあるWEBやデータベース関連の仕事をするのがいいように思います。

ソフト開発などは、金さへ出せば、やってくれる人はたくさんいる、と思われています。国内にいい人間がいないなら、中国やインドに頼めばいいという、風潮です。

国内で普通の能力のプログラマーを雇うのには、1か月当たり、100万円ぐらいかかります。その中でも、IBMやアクセンチュアなどに依頼するとその2倍~3倍の費用がかかります。一緒に働いたことがある経験からは、そんなに高給を出してまで、やってまらわなければいけない人達なのかな?という疑問はありました。

素人の人が、誤解しやすいのは、お金さへ払えば、適当に何かいいものを作ってくれる、と思ってしまうことです。いくら、高給を払った人でも、実際は具体的な指示をもらわなければ何もできないのがほとんどです。お金を払う側にそれなりの実力が無ければ、毎月、大きなお金が無意味に消え続けていく、ということになります。