データベースの構築

計算機というのは、主にデータの箱として使用するものと、複雑なロジックが売りのものがあるような気がします。

データの箱として使用する場合、データの構成をどうするかで、処理速度が大幅に変わってきます。

メンテナンスしやすく、判りやすいように、きれいな形でデータベースを作っても、処理速度が遅くなってしまって、少しでも処理速度を上げようと、試行錯誤しているうちに、データベースの構造が複雑なものになってしまうこともあります。

複雑なロジックが売りのシステムでは、肝腎の部分がブラックボックス化されていたりします。昔、担当していたSCM関係のシステムは、中核の部分がIBM製でブラックボックス化しており、手を加えることができませんでした。複数のシステムから情報をもらい、あるロジックに基づいて処理します。そこでは、データベースの構造などではなく、どういう計算式を使うかが問題になってきます。